クリムトの絵が描かれた商品を、あちこちで見かける理由
こんばんは!札幌市と大阪市でGotoトラベルの一時除外が決まったようですね。ここのところの急激なコロナ患者数の増加で、再び医療現場の病床数がひっ迫してきているとの報道を見かけました。感染しないよう、一層気を引き締めていきたいです。
ところで。
個人的によくチェックしているTシャツサイトがあるのですが、今年9月ごろにコラボでグスタフ・クリムトのシャツやワンピースが販売されていました。
www.graniph.com絢爛な色調、鏤められた紋様の羅列、描かれた人物の憂いを帯びた表情の、全てが印象的で、思わず目を惹きつけられました。
グラニフでは、クリムトのThe Kiss(ザ キス)、Water Serpents 2 (ウォーター サーペンツ ツー)、Stoclet Frieze Knight (ストックレー フリーズ ナイト)の描かれたシャツ、Tシャツ、ワンピースが制作されていました。
背中にThe Kissの描かれた襟付きの黒シャツなんて、芸術家肌の人とか、おしゃれ上級者さんとか、高身長のイケメンさんが着たら、凄い似合うだろうなあ~・・などと勝手に妄想してしまい笑。とても素敵だけど、私にはとてもとても着こなせないなあと。
なもので、購入は思い留まったのですが、後日地元のショッピングモールで洋服を見ていた際に。The Kissが描かれたTシャツが売っていたのですよ。しかもあまりしっかりしていなさそうな薄手の生地に印刷されて、お安く汗。
えええ。これって著作権とか無いの?こんな安価で売っちゃっていいの?!
と思い、ネットで調べたところ、同じようにThe Kissを使ったTシャツが他の会社からも出ておりまして。
ここでやっと気が付きました。クリムトの作品が、パブリックドメインになっていることを。
ファイル:The Kiss - Gustav Klimt - Google Cultural Institute.jpg - Wikipedia
著作権により保護されていた著作物が、著作権の保護期間を経過して社会の公共財産になり、だれでも自由に利用できるようになったものをいう。「公有」ともいう。
クリムトが亡くなったのは1918年2月6日(55歳)。著作権の保護期間は過ぎたのですね。
ムンクもクリムトも画像開放 著作権切れ作品、自由に利用可 愛知県美「世界標準」試み:朝日新聞デジタル
クリムト、ムンク… 愛知県美術館HPで名画の画像ダウンロードが可能に! | データのじかん
ムンクの絵も同様、著作権の保護期間が過ぎたことにより、パブリックドメインとなっていますね。
ただし、使用には注意が必要です。
注意すべきポイントとしては、グスタフ・クリムトの絵なのにご自分の絵だと詐称したり、グスタフ・クリムトの絵だと書いているのに実際には改変した場合等です。
絵をそのまま使い、かつグスタフ・クリムトの絵であると示しておけば、問題はありません。https://www.justanswer.jp/intellectual-property-law/9horb-amazon.html
ダウロードした画像をポスターサイズに印刷して、部屋に飾っておくなんてことも出来ますね。
加えて。これらの絵を生み出したクリムトの人物像について。
ja.wikipedia.orgart-whitecanvas.comうーむ。温厚だけど、見えざる情熱を秘めてるタイプ?
それではまた!